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タイの妖精2羽が今日まで3週間うちでファームステイして行きました。
ポラロイドで撮ってくれていた青虫ノッポのステージ写真です。

普通の子育て中の主婦や若者が中心となって準備を続けて来たこの「いのちのまつり」は
大成功だったと思います。主催者から声をかけられたのが3月のはじめのメノナイト
帯広キリスト教会でのふくしまHOPEプロジェクト支援コンサートの日でした。
それから子育ての合間を見ながらどうやってこれほどのお祭りまで持って行ったのか、
大変なこともいろいろあったでしょう。
でも子ども達は近くの小川で遊び、タイ式マッサージやヘンプ製品ショップやパン屋さん
フェアトレード雑貨店や脱原発関連のテントやフェイスペイント までにぎやかにお店が
連なりたくさんの笑顔がありました。
老若男女とりわけ若い女性も多かったと思います。
コンサートの合間にキューバを視察してきた若い農業青年のトークセッションや
脱原発に取り組む方の熱いトークもありそこが素晴らしいと思いました。
ナチュラル系でおしゃれなだけではなく目をそらしてはいけないことをちゃんと
伝える機能を持っていること、そういうお祭りが自分にはしっくりくるのです。

といいつつもなかでも楽しかったのはアコーデオンを弾きながら仲間と会場内を
練り歩いたこと。音楽が人の心に届くとまるで水面がさざなみを立てるように笑顔に
変わっていくのがわかります。こんな笑顔ならだれでも好きになるのになぜ戦争で
人を殺したりできるのか不思議に思いました。

そして4回のリハで準備したわれら「青虫ノッポ」のステージでの「青虫の歌 」の
終わった後のキメのポーズはというと・・。 
人差し指を高く掲げたあとそれをクイックイッと曲げるというもの(笑)
僕とヨッシーの帽子にはニードルフェルトの青虫がつき、背の高いユリちゃんは
青虫の耳飾り、カミさんは青虫の首飾りととことん青虫をアピールしました。

だってこれはオーガニックな生き方のシンボルだもの。流行らせたい!

40分のステージ、ヨッシーの歌の時一時アコーデオンのコードボタン押し間違いで
ワヤになったことをのぞいては思い描いた以上の演奏ができたと思っています。
こんど、コードボタン見えるようにバックミラーつけようかな(笑)

忌野清志郎の「イマジン」を歌わせてもらいましたが、それが今回一番思い出に残る
瞬間でした。まさにガザに空爆が行われている時に自分には何が出来るだろうか自問を
めぐらせながらも今はこの会場でひとつになって平和を祈りたい、それしかないと心を
こめることに集中していました。

しょせん歌は歌、世界を変える事なんてできません。
でも

♩でもその夢を見ているのは君ひとりじゃない、
仲間がいるのさ♩というキヨシローのメッセージは今でも心に響いてきます。
安心させてくれると同時に私たちの中の何かを鼓舞してくれます。
キヨシローの訳詞だからこその素晴らしい歌だと改めて思いました。
わずか2日前に提案したヨッシーとユリちゃん素晴らしい機転です。
この歌詞こそはこのお祭りの本質として流れていたそのものだったと
今では思えます。

素晴らしいお祭りで歌えて光栄です。
青虫ノッポのメンバー、そして主催者の皆さん、ねこまたやさん、多くのスタッフの
皆さんありがとうございました。
 
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マシオンさんの脱原発トーク

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会場のはずれの木陰には母親や子ども達が遊ぶ