農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

じゃがいも土寄せ

じゃがいも畑に行ってみた。30cmくらいに展開した葉の中心部を指で広げて見ると、
小さな蕾が出来ている。草丈の大きい順にワセシロ、ハナシベツ、マチルダの3品種を播いている。
ワセシロは美しい青ムラサキの花をやがて咲かせる。
蕾が出てきたら土寄せのタイミングだ。
人参の第3回目の播種(はしゅ)のための畑の準備を済ませ、
午後からジャガイモの土寄せ作業をする。
耕運機に大きなV字型の羽根をつけうねの間を走り、両側に土を寄せていく。
一本ずつなので時間と体力がいる。
合計同じ所を2回かけるので、計6km以上耕運機とともに歩いたことになる。
ジャガイモとジャガイモの間の雑草もほとんど土に隠れてきれいになった。
畑は草取りでもなんでも終わった後を見ると掃除をしたあとのようなすがすがしさを覚える。
彼方には幾重にも連なる日高連峰が静かにある。青からほとんど白に近い青へのグラデーションは
美しい。

そういえば庭先にはエゾハルゼミの亡骸が目立っていたが、生の役目を終えたのだろう。
あれだけうるさく鳴いていたのがウソのように、森はおとなしくなり、鳥の声がこだまするだけになった。
セミは何年も土の中で過ごし出てきて羽化してから1週間くらいしか生きないといわれる。
うちのジイが「たった1週間だったらつまらないなあ」と言っていたが、僕はそうは思わない。
何年も土の中で過ごすのもセミにしたらそう悪いことではないかも。
飛んでジージー鳴く1週間も人間の時間感覚とはまったく違って長く充実した時間なのかもしれない。
運悪くクモの巣にかかりグルグルまきにされるのもいる。
それでもそれを不幸だとみるのは何か違うような気がする。

途中でエンジンを止めそんなことを休み時間に考えて、盛り土作業を終えたのは
もう日がとっぷり暮れて暗くなる頃だった。
すぐ近くでエゾシカが「キョッ」と鳴いた。

しんとく顔出し看板くらぶ

今朝の北海道新聞のとかち帯広版に大きくカラー写真入りで
私たちの「しんとく顔出し看板くらぶ」が掲載された。
私たちは、金はないけど意気込みと面白い(バカな)アイデアだけは豊富に持っている。
その情熱をしっかり伝えてもらって、記者のIさんには感謝している。

描き手はうちのカミさんと、その髪型がジャニスジョップリンなのでジャニスと呼んでいる若い女性。
彼女は小学校の先生だが、うれしくなるくらいアーティストで飛んでいる。
取材の時は、ジャニスや僕や会長であるビーワイルドのY子さんとたまたま居合わせたお客さんまで
絵を描く作業の背後にずらっと並んだカラフルな看板に顔をはめている。

1作目の「いらっしゃいしんとく」はピンクの背景に白い赤水玉模様のスラックスの女性で頭が
大きな5弁の花びらでどの中心に顔を出す。

2作目は「喫茶ビーワイルド」のコーヒーカップ型五右衛門風呂に美女とクマがつかっているところ。
ちなみに美女の○ッパイはホタテ貝で隠してある。髪はピンクで人魚姫がモデルらしい。
美女とクマから顔を出す。オマケは懸命に火吹きを吹く男性とシッポに火がついて慌てているアイドルネコのタマ。

3作目は「旧狩勝線を愛する会」より依頼された、トンネルから煙りモクモクさせて出てきたSL。
機関車トーマスのように正面と機関士から顔を出す。手も出せて振ることができる。

4作目はビールジョッキでビールの中で溺れてるところ。

5作目が町内の肉やさんからの依頼で、シカが焼き肉を焼いて食べようとしているところ。

うちのカミさんはいい笑顔で筆をもっていて、足も長く写っていたので珍しく文句を言わなかった。
でも、長いのはたまたま写真のハジッコで広角レンズだったということもあり。・・・・・ありがとう!記者さん。(ささやき)

お金をかけなくても住んでいる町を楽しくできる。笑い声がこだまするような場所に変えられる。
現状に文句ばかり言っていても、何も変わらないし楽しくなんかならない。
そう思う仲間達が集まった。
「顔出し看板」はアナログの世界だ。外には風も吹いているし太陽も照っている。
「顔を出そうよ、いろんな場所へ。」そうメンバーの一人が笑いながらキャッチーなことばを思いついた。
そう、一人でこもらずに仲間と楽しい空間を作っていきたい。

新曲です

10年来の札幌に住む脳性まひの障がいを持つ友人を介して知り合った友達がいる。
お母さんが僕と同じくらいの年齢なのでだいぶ若いお友達だ。
彼女は「えだみの空間」というとてもキュートで奥の深いHPを運営している。
先の友人と同じく障がいを抱えているが、それを少しも感じさせないで、自分に甘えず、いつも笑顔のバイブレーションを
放って仲間を勇気づけている。
彼女はポエムも書くし、今は障がいのため筆を持てないが、ステキな深い油絵も描き、パソコンで
きれいなバナーやアイコンを作って友達にプレゼントしたりしている。

そんな彼女のポエムを初めて読んだ時、とても感動してしまった。
新鮮な驚きを感じ、画面が涙でかすんだことを覚えている。
そしてすぐに自分の中のタンスにあるメロディにその詩を当てはめだしている自分がいた。
そうして約3ヶ月してようやく「天使たち」と「すなお」の2曲ができた。
「えだみの空間」に「ソング」という部屋があり、そこで聴けるので是非聞いてみて下さい。
まだまだ音楽化してみたい詩がある。きらきら光る宝箱のようだが、ただの女の子チックなポエムとは
一線を画している。
http://karen22.a-auc.jp/

百姓の来年は今この時

今年はいつになくかぼちゃの発芽率が良好である。
作付け面積は60a弱(6反1800坪)で2922粒播いて、発芽しなかったものは118粒。
96パーセントの発芽率だ。天候のおかげであり、昨年は70パーセントしか発芽しなかった。
カボチャの種は高い!1粒20円以上はする。
しかし、そこまで生えてないとなると困るので6/24に追い播きをした。
そんなに遅く播いたことはなかったので不安だったが、
その後の天候が回復し、実が1個はついたものの、熟すのを待つために、ギリギリまで
置くことになった。10月に入ってから収穫して、徐々に納屋へ運んでいった。

そして事件は起こった。
あと1500玉を運びきれずにいた10月13日は有機JAS法の有機認証の実地検査の日だった。
その前にいつもの、膨大な書類を提出をすませ、最後の検査となる。
こんなに遅く来るのは初めてで、収穫最盛期だったので、なんでこの忙しい時期にと
思ってはいたが、立ち合わなければならない。
もう一人のメンバーとステイしていた若者にジャガイモの選別をまかせて
朝から午後3時くらいまで畑を歩き、
家に入って認証シールの数を確認したりする。
合間にパソコンの天気予報を見ると、明け方の気温は0℃の予想。
おまけに、検査官と畑にいる時にはパラパラとヒョウが降ってきた。
ムムム、これはヤバイ。「早く帰ってくれないかな?」そう思った。
検査官が帰った後は、3人でそれとばかりカボチャを運んだが2台運んだところで真っ暗になった。
0℃なら大丈夫だろう、この判断が甘かった。

翌朝、窓から外を見てから悪夢のような現実が始まった。
-4℃にまで冷え込んで、マルチの上に並べたカボチャは真っ白な霜をまとっている。
1500個のカボチャが出荷不能になったことがわかり、愕然とした。
有機認証がこの時期でなければ、と何度も思ったし、夜を徹しても運ぶべきだったと悔やんだが
時は戻せない。
そのあとのことは書くのを控えよう。

農業においては本当にお客さんのところに届くまでいつ何があるかわからない。
無事に発芽しても、たった一日の大風でカボチャの若い株がさらわれたこともあった。
「百姓の来年、商人の明日」ということばがあるが、
去年真っ白に霜に包まれたカボチャの列につぶやいた「百姓の来年」が、立った今この時
であることを肝に銘じたい。

今日は一日風のそよぐ気持ちのいい日だった。
カボチャの欠株を補植して、午後からロータリーハローをかけてから人参を25本播いた。

オオミズアオ2

朝、窓の外側にとまっていたので、虫眼鏡で家の中にいながら観察できた。
画像の水玉のように見えるのは、れっきとした模様である。
夏らしい透けるような薄緑の羽、その骨のようなスジのライン、そして目をひく触角。
このような触角が自分にもあったらと一瞬思う。ufhのアンテナより凄い。何を感じているのだろうか。
そして胴体へと視線を移すと、純白の毛でおおわれている。昔子供と観た映画「ネバーエンディングストーリー」の
ファルコンのようだ。

・・・まだ何かに似ている。そうだ、うちのネコ、ポン太の毛だ。
ポン太は2年前にもらわれてきたペルシャ系のネコで白いフサフサの毛で覆われている。
あまり長い毛なので、先日カミさんの手によって羊の毛刈りよろしく、一度短くなってさっぱりしたが・・・。
しかし、このネコ、もらわれてくる前はおばあさんに飼われていて、増えすぎてウチにもらわれてきたのだった。
そのせいか、うちのジイにしかなつかない。いまだに、僕たちの顔をみると逃げる。珍しいネコだ。
いわば「お年寄り好きなネコ」なのだ。ふう、嫌われたということはまだ老人の部類には入れられていないのであろう。
ひょっとして、老人臭が好きなのかもしれない。オヤジ臭と老人臭、微妙なところだが、まあ嫌われるをヨシとしよう。

今日久しぶりに娘が帰ってきたのだが、彼女が今日買ってきたというブラウスは色も形状もオオミズアオそのものだった。
夏らしいなかなかステキな色だ。

鹿の楽園

ここでは、間近に鹿を見ることが出来る。ある距離まで近づくと、いきなりジャンプしながら逃げるのだが、それでも5mくらいまではじっと
立ったままこちらを見ている。とてもビューティフルな動物だ。走り去る時の軽快な軌跡は見事だ。
しかしである。 農家としては天敵である。平気で畑を踏み荒らす。もとは誰の土地でもない。そこに入り込んだ新参者としては大きな顔
はできないが、そうも言ってられない。
今日、畑のカボチャの発芽状況を見にいったのであるが、マルチの一部にズボズボと鹿の足跡。
鹿よけフェンスのたまたま囲いきれなかったところから侵入されたのだ。
自分が設置したのは、「貧乏人の鹿よけフェンス」と呼んでいるものだ。
その方法はというと、100円ショップで3本100円のポールを10m間隔で畑のグルリをさしていく。
その上のほうにヒモをまわしながらつないで張っていく。→ポールの上に缶ビールを空き缶をかぶせる。
以上で出来上がり。鹿が振れるとカランカランと鳴る。
さあ、まだ足りない。仕方ないから、もっと缶ビールを飲むとしよう。

オオミズアオ


毎年この時期に妖精のように現れるオオミズアオ。
身体はムクムクで大きな目に素敵な触角。
それにしてもなんて奇麗な色だろう!

大きな口を開けて雨を飲んでる

きのうまでは畑は土埃がたつほど乾き、今日の雨がどれほどのものかわからないまま、
人参を播いた。小雨の予報だったので、発芽に必要な水分を得るために、最初2列は覆土を
2cmほどと深くまいたが、すぐに気が変わり、5mmから1cmくらいに浅くした。

この、どれだけの深さに種子をまくかは、微妙な問題である。
浅ければ太陽の熱をうけられるが、反面乾きやすい。
深ければ水分はokでも地温は低い、おまけにたくさんの雨にたたかれると、
乾いた時に土がかたくなり、せっかく芽が頭をもたげても
重くて発芽出来なかったりする。
昔はこのかたい表面を壊すのに
タケボウキでなぞったこともある。

結果として今回の雨は充分だった。
今でも静かに降っている。
ゆっくりしみるような雨なので理想的だ。
全部で30本のうね5a分をまいたが、浅めに播いて正解だった。
たぶん発芽は大丈夫だろう。
最初の深い2本はあとで竹ボウキで掃こう。

畑も森も道ばたのフキも久しぶりの雨を大口あけて飲み干している。

雨があがったら次に播く人参の準備やソバを播く準備でまた忙しくなりそうだ。

ハンセン病の話をきく会

帯広の友人から講演会のお知らせをいただきました。
現職の国立ハンセン病療養所長による貴重なお話です。


「ハンセン病の話をきく会2007」

日時 6月30日(土)午後6時30分

会場 とかちプラザ 307研修室
(帯広市西4条南13丁目、TEL0155-22-7890)

演題 「人間回復のかけはし」
―ハンセン病の歴史に学ぶ―

講師 牧野 正直さん
             ・国立療養所邑久光明園 園長
             ・ハンセン病市民学会 共同代表
             ・医学博士

主催 ハンセン病問題を考える会

▼ハンセン病は病原性の低い病気であるのにもかかわらず、人々の心の奥底に植えつけられた誤った理解により偏見・差別が根強く、強制隔離法「らい予防法」が廃止された1996年以後も「自分がかつてハンセン病患者だったとわかり姪の縁談が破談に」「いまになって戸籍から自分だけ外された」「いまも親族のなかでは自分は死んだ事になっている」など偏見・差別が残されています。熊本・黒川温泉で起きた宿泊拒否事件では、ハンセン病問題が「現在の問題」であることが明らかになりました。

▼いまも3000名が暮らす全国13ヶ所の国立ハンセン病療養所は、福祉切捨て政策のもと統廃合の危機が叫ばれています。実際に厚生労働省の研究では「離島・僻地の療養所を都市部に統合」するといった統廃合研究がすすめられています。「いま転所を強いられたら生きていく自信がない」「移る前に死にたい」など入所者のなかでは統廃合への不安が渦巻いています。国は「最後の一人まで在園を保障する」と約束した以上、これを守らせ入所者の不安を取り除くことが急務です。

▼どなたでも参加いただける講演会です。多くのみなさんのご来場をお待ちしています。

子ども連れでも大丈夫です。  お気軽にご参加ください!

なんでもない日記

今日午前は、3週間ぶりに漢方医にジイ(89)を連れて行った。
狩勝峠を越えていく。
暑い日が続き雨が少ないため道路沿いの大きなフキも葉を丸めている。
それにしても光がきれいだ。
季節の変わりが早く、はっきりしているからこそ、
余計にまた短く過ぎるはずの夏の入りがいとおしい。

夕べは今日の通院について、また子供のような「だはんこき」をジイがしたので
少々キレた。ちがうテレビでやってるような病院にでも行けば完璧に自分の体が
治るとどこかで思っている。
これだけ良くなってきたのにどこか今行っている漢方医を信頼していない。

テレビで最先端医療の番組を見る→みんな治ると思う
自分はもう4ヶ月も漢方医に通った→でもまだ手足が痛い→ダメな医者だ

こう頭の中で動いてるのがわかる。
世の年寄りもこういう思考パターンが多いんだろうな。

いや、年寄りだけじゃない、我々だってテレビに騙されてる。
テレビでやってることは事実だとハナから信じてはいないだろうか。

夕べ少しキレたせいか、ジイは今日はいい子にしていてくれた。

夕方から始めて、人参の肥料まきを完了した。最後に「サンゴグアノ」という
海洋生物の化石からできた肥料、というより微量要素を豊富に含む
土壌改良材のようなものを播いた。

7月4日に生まれて

というイベントをやります。誕生日をいいことに今売れっ子の写真家の友人にノーギャラで来て貰っちゃいます。http://www.bewild.info/diarypro/index.html

カルチベーター

今日は午前中にじゃがいもの畑にカルチを入れた。
カルチ(カルチベーター)という機械をトラクターの後ろにつけて、
うねの間をいっぺんに5本ずつ鉄のツメで耕します。

すると、土は軟らかくなり、通気性がよくなり、軽くじゃがいものキワまで土を
かぶせるので、雑草が土の下になり、除草も兼ねるのだ。

少し横に傾斜している畑なので、トラクターをウネにそってまっすぐ走らせるには、
片ブレーキを踏んで調節しながら走らせる。
集中しないと、じゃがいもを引っ掻いてしまうので真剣になる。
今年はうまくきれいにできた。

カルチベートという単語は動詞で「耕す」という意味だ。
カルチャー(文化)もここから来ている。
つまり、自分の勝手な解釈では、文化とは耕されたもので、
コチコチのものを柔らかくすることで出来るものだ。

うんと耕したい。
まず自分の頭を耕したい。
それから町を耕したい、フカフカにしたい。
自分はあの人達とは違うという虚妄を耕したい。

このトラクターで、畑を越えてしまいどこまでも
耕していきたい、お金こそが価値だと考えるあのお方々の頭を貫いて
柔らかくフカフカにしたいと思うのでありました。

午後からは人参の畑の準備に発酵ケイフンを肥料として
まいて、夕方暗くなる直前にカルチのため外していた
シカよけフェンスを張りに行った。

新得顔出し看板くらぶ

♪顔出し看板作りたい~♪と歌っています。
http://www.my-news.jp/2007/06/10/post_510.php

のーんびりコンサート

きのうビーワルドで「のーんびりコンサート」やりました。

盛況で町内外から友人達がきてくれました。
30人でちょうど満席。

終始なごやかな笑い声や笑顔に包まれ
幸せなコンサートでした。

のんびり屋(天然酵母パン屋)のシゲルさん。
やはり、やってくれました。

あの話芸はさらに研ぎ澄まされていて、
ほとんど落語の世界でした。

僕がつけたキャッチ、「オリジナルコミカルソングの帝王」
を少しも裏切らないステージでした。

ハンサム、寡黙な風貌と、歌のギャップが超面白い。
それでいて、その底に優しい愛が流れている。

        ☆☆☆☆☆です。

多少のチューニングの乱れをものともしない大物だ。
(本番前にチューニングマシーンで真剣にギターをチューニングしていたはず???)

僕もまた、違うワールドでがんばったと思います。はい。

しかしシゲルさんの後にティ-タイムがあったので
録音をいったん止めて、それを忘れたまま歌い出したので
僕の録音はなし。・・・・・・ガチョ~ン
クールじゃないなあ。下の新曲のとおりだ。

まだ一度も聴いて貰っていない新曲の作詞者に
ライブ録音を送る予定だったのに、ごめんなさ~い。

だけどシゲルさんのはバッチリ録ったぞー!
うちに泊まったので朝聴いたら、やめて、とストップがかかったが。(笑)


さて、コンサートが始まる前に顔出し看板くらぶへの
取材があった。
さあ、火はついた、今はもっと燃えるようにせっせと扇いでいるところだ。
なんでもいい、住んでいて楽しい町にするんだ。

新得顔出し看板くらぶ応援歌を創った。
ジャニスとうちのカミさんが絵を描いているそばで
田植え歌さながらに歌い、コンサートでも歌った。
R&B調の曲だ。♪


         


            ずっこけパワー  詞・曲 宇井ひろし




1.スマートになんて 生きられなかった   紆余曲折の 道のり

  かっこよくなんて 生きられなかった   みっともない 過去ばかり

  だけど今も変わらない ばかな俺だが 楽しいほうが いいだろ




2.ずっこけパワーで打ち破れ   四角四面を 抜け出せ

  ずっこけパワーで打ち破れ   こうあるべきを 抜け出せ

  深刻な顔で うつむいてても 時は平等に 過ぎてゆく




3.顔出し看板作りたい     灰色の町を 塗り替えろ

  顔出し看板作りたい     変幻自在に 変身だ

  どんなに努力したって 結局人間はばかな可愛い生き物




4.ずっこけパワーで打ち破れ 完璧なんて ノーノーノー

  ずっこけパワーで打ち破れ ポカしてミスって ハジをかけ

  宮沢賢治も 言ってたじゃない 永遠の未完これ 完成なり

  

  ずっこけパワー  ずっこけパワー




青虫の歌

                青虫の歌      詞・曲 宇井ひろし

  
  畑でキャベツが穫れる頃 

  運が良ければ お前は白いちょうちょ


1.青虫と同じ村に住んでいる
  
  でも穴だらけのキャベツは困る

  畑のクモよ 助けてくれ 

  葉っぱの上に卵がかえる

  うー だけど キャベツと同じ色をした

  うー お前は なぜか憎めないやつ

  長く のびて 上手に隠れろ

  これからお前をつまみに ゆくぞ




2.虫も住めない 畑はごめんだ

  でも穴だらけのキャベツは困る

  森の鳥よ 降りてこい 

  俺の手だけじゃ日が暮れちまう

  うー だけど キャベツと同じ色をした

  うー お前は なぜか憎めないやつ

  長く のびて 上手に隠れろ

  これからお前をつまみに ゆくぞ


  畑でキャベツが穫れる頃 

  運が良ければ お前は白い ちょうちょ

  畑でキャベツが穫れる頃 

  運が良ければ お前は畑の 妖精さ

  青虫と同じ村に住んでいる
  
  でも穴だらけのキャベツは困る



笑わないしゃべらないチェシャ猫、木から降りる

さて、きのう夕方、一件落着と思いきや、
朝見れば、いるではないか、枝と溶けこんで。
こんなに上を向いていたのは、UFOを見た時以来だ。
首が痛む。

昨日切られたクルミの枝がとなりのスモモに軟着陸。
しかし猫はニャンとも鳴かずそのままクルミの小枝に
止まったまま24時間たった。
少しも移動せず、耳はピンとさせて、下にいる自分を見る顔は真摯だ。
「お前は~、ちょっと歩けばスモモの小枝にうつれるだろ?」
「そうすりゃ斜めになった太枝を伝って降りれるだろ?」
言っても聞いてくれない。

ま、しゃあない、こっちはカボチャの種をまかなきゃ、根はいい具合に出てる。
新内のかぼちゃ畑へ。
かぼちゃは全部で4枚の離れた畑に分散させている。
霜のリスクを考慮してのことだ。
僕の住んでいる上サホロは高台なので風が流れるため
霜の危険は谷間にある新内より少ない。

全部で6反のカボチャのうちの新内の分はわずか1反だ。
でも親ツル1本にして本数を通常の2倍にした。
霜が9月に来たときのために早めに着果させたい。

もう一人のメンバーと播いていき、途中で
顔出し看板のコンパネをビーワイルドに届けに。
今日はジャニスというアーティストが大樹から描きにくる。
一通り連絡事項を伝えあい、すぐに畑へ帰る。

お昼から上サホロの親睦焼き肉パーティへ。
この地区はみんな仲がいい。
若者達も定着し、結婚し、ベビーラッシュだ。

高台に吹く風のもと
芝生でギターを抱えてミニコンサート。
自然に車座となり、聴いてくれる。
幼児も自然に腰を振り出し踊ってしまう。
昔ちびっこだった子が高校生になり、ドアーズやレッド・ツエッペリンが
好きだという。趣味がいっしょだ。
「カミサホロックバンド」やろうぜ!

そのあとまたカボチャ播き。二人で全部の畑を播き終えた。

さて、どうするかだ。木の上のチェシャ猫。
明日はコンサート。その前にこの案件をすっきりさせたい。
まずスモモにハシゴをかけ、猫のいる枝を高枝ノコで揺さぶる。

すると、くるんとナマケモノ状態になったあと、持ちこたえて
また、もといたクルミの枝のてっぺんに昇っていってしまった。

またクルミの木にハシゴをかけ直し、その枝ごとノコを入れる。
かなり切ると、ピチピチと枝の繊維が切れる音。

ゆっくりと枝はてっぺんに猫をのせたまま降下しだす。
かなり高所だ。10m以上はある。
「メリメリ」
猫が一瞬、宙を舞う。
そして、ボンっと腹を地面に打ちながらも、
一目散に納屋に逃げ込んだ。

ふぅ~、無事終わった。
木の上にいるのをジイが発見して以来2昼夜と9時間。
一言も鳴くこともなく、こちらがモーションかけるまで
一切動かない、樹上のネコ。
家の屋根さえ下に見るような見晴らしを
案外、鳥になった気分で楽しんでいたのかも。

何もしゃべれないから真意は不明のままだ。
あ~疲れた。100万キロ走った気分だよ。
もう来るな~! シッシ~だよ!

明日のコンサートがあるから早めに寝ます。

くるみの木の上のチェシャ猫

昨日の朝、ジイ(89)が木の高いところに猫みたいのがいると
言うんで、マダラボケなところがあるので
「たぶんエゾリスだわ」と気にも掛けなかった。
あとで外に出たら、あらほんと!クルミの木のずいぶん高いところに
ネコがいる。犬のコジロウに追われたんだな。
とりあえず鎖にコジロウをつなぐ。

そして24時間たった今朝もまだそこにいる。
家族は心配になる。そのまま餓死してボタッと落ちてきたらどうしよう。
雨は降ってるし、ほっとく訳にはいかなくて
友達に貸していた7m以上のスライドはしごをとりに行き
救出作戦に。
しかし50肩は痛むしそれに乗ってもまだ上だ。
高枝ノコで切り落とそうと(やんわりと)するが
自分の身の危険を感じいったん断念。

カミさんが仕事から帰り、下で受け止めるからと言うので
再度チャレンジ。
ロープで幹と自分をまわし、しばり、両腕が自由になったところで
肩の痛みをがまんしながら、ノコをひく。
その時、チェシャ猫はもう細い枝先のほうへ行っていた。
なんとか折れたが、となりのスモモの枝にひっかかり
ボキッ、ドサッとは行かなくなってしまった。

もうあきらめた、あいかわらずその細枝に居続けるお前なんか
もう知らない!

それからかぼちゃの畑のマルチに穴をあけに行った。
明日は最後のかぼちゃの種まきだ。
水にひたした種は明日にはパカッとうすく口を開き
白い根を出してくる。2~3mmくらい出たあたりがちょうどいい。
畑が雨で入れなかったとき、ひどい時は4cmも根を出してしまった
ことがある。そうなると丁寧にあつかわないと折れるので
時間がかかる。
明日の天気は大丈夫そうだ。

穴あけを終えてうちに帰ると薄暗くはなっていたが
チェシャ猫の姿は消えていた。
たぶんとなりのスモモの老木に乗り移り
無事降りられたのだ。
30時間ぶりにコジロウも自由の身になった。
あ~、ほっとした。
ドスンと死体が落ちてくる悪夢は見ずにすんだ。

春耕とカラス  5月22日の日記


今日は南仏プロバンスのような風がそよぐ
日だった。(行ったことはないが・・・。)
トラクターで、播いた肥料を土と混ぜて走る。

そんな時、決まってカラスが後方3mくらいに
ついてくる。
浮いてきた白い幼虫を食べるためだ。
黒いカラスも良く見ると、虹色を帯びている。
「お前も一生懸命生きてるんだな~」
なんだか友達に思えてくる。
さらに、いつものあいつが今年は見ないなと
思っていると、いつの間にか
カラスの後ろに、白に黒のストライプ
ハクセキレイが現れ、同じように
虫をつつきながら、トラクターに歩調を合わせる。

これで四者がそろった。
いつもの春の顔ぶれである。
青い古いトラクター、カラス、ハクセキレイそれに自分。
みんな同じ今を生きている。

マルチをはって、いよいよトウキビの種を蒔く。
この時をさかいに、カラスとは敵対関係へと変化する。

へたをすれば、トウキビが芽を出す前に
掘り出されることがある。
食べるわけではない。
マルチの上に根っこの干からびたトウキビの種が
陳列されている。
それがかぼちゃの双葉のこともあった。

二列ほど播いたところで
倉庫に行ってある物をとりに行った。
それは、プラステイック製のカラス。
目玉に青緑色のガラス玉がついていて光る。

これをサオの先にぶら下げると
仲間の死体だと勘違いして
その畑に来るのを敬遠するようになるのだ。

その商品名で選んだようなものだ。
なかなか皮肉がイケてると思った。
その名も、「イヤガラス」。

夕方はトラクターの音もやみ、
うっすらと新緑が色づいた林のあちこちで
鳥たちが鳴いている。
「ホーホケペキョ!」

明日は本格的な種まきだ。

芳賀・宇井農場より ごあいさつ

みなさん、初めまして。

農業を見よう見まねで始めて25年。
芳賀・宇井農場として友人家族といっしょに農場経営を始めたのを
機に農薬と化学肥料を使わずに20年たちました。

今まで支えてくれたみなさんのお陰で今まで離農せずに
やって来れました。

どうぞこれからもよろしくお願いします。
無農薬野菜だけでなく、魂の健康にも役立つ情報も発信して
いきたいと思います。スピリチュアル系ではありません、念のため。

今年の作物は
じゃがいも、スイートコーン、かぼちゃ、人参、キャベツ、大根、白菜、そば です。

おいしい野菜がたくさん穫れるように、祈るような気持ちで種をまいてます。
(昨年は絶不作だったので・・・。でも味は良かった。)
それでもお客さんから「おいしかった」とお便りをもらうこともあり、
そんな時は不作で落ち込んでいても、「よしっ来年もがんばるぞ」
と力がわいてきます。

大切なのはコミュニケーッション。
もっともっと大事にしていきたいと思っています。

宇井 宏
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