農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

元検事総長らの意見書 学習のために

まだ届かない国民憧れの布マスクを一人だけつけている首相が
国民に不要不急の行動の自粛を呼び掛けつつ一方で
この法案を急いで通そうとする姿は異様です。
時折ずり落ちそうになるメガネを上げながらずれそうになるマスクを
気にしながら原稿棒読みする姿からは誠実さが全く感じられません。

そんな中小泉今日子さんなどがツイッターでこの下の意見文を紹介されて
いて、読むとどういうことか何が問題点なのか少しずつ分かってきた感じですが
後でよく読み返してみるためにコピペします。


元検察トップら、反対意見書を法務省に提出 検察庁法案

 1 東京高検検事長黒川弘務氏は、本年2月8日に定年の63歳に達し
退官の予定であったが、直前の1月31日、その定年を8月7日まで半年
間延長する閣議決定が行われ、同氏は定年を過ぎて今なお現職に止
(とど)まっている。

 検察庁法によれば、定年は検事総長が65歳、その他の検察官は63歳と
されており(同法22条)、定年延長を可能とする規定はない。
従って検察官の定年を延長するためには検察庁法を改正するしかない。
しかるに内閣は同法改正の手続きを経ずに閣議決定のみで黒川氏の定年
延長を決定した。

これは内閣が現検事総長稲田伸夫氏の後任として黒川氏を予定しており、
そのために稲田氏を遅くとも総長の通例の在職期間である2年が終了する
8月初旬までに勇退させてその後任に黒川氏を充てるための措置だという
のがもっぱらの観測である。

一説によると、本年4月20日に京都で開催される予定であった
国連犯罪防止刑事司法会議で開催国を代表して
稲田氏が開会の演説を行うことを花道として稲田氏が勇退し
黒川氏が引き継ぐという筋書きであったが、新型コロナウイルスの
流行を理由に会議が中止されたためにこの筋書きは消えたとも言われている。

 いずれにせよ、この閣議決定による黒川氏の定年延長は検察庁法に
基づかないものであり、黒川氏の留任には法的根拠はない。
この点については、日弁連会長以下全国35を超える弁護士会の会長が
反対声明を出したが、内閣はこの閣議決定を撤回せず、黒川氏の定年を超えての
留任という異常な状態が現在も続いている。

 2 一般の国家公務員については、一定の要件の下に定年延長が認められており
(国家公務員法81条の3)、内閣はこれを根拠に黒川氏の定年延長を
閣議決定したものであるが、検察庁法は国家公務員に対する通則である
国家公務員法に対して特別法の関係にある。
従って「特別法は一般法に優先する」との法理に従い、検察庁法に規定がないもの
については通則としての国家公務員法が適用されるが、
検察庁法に規定があるものについては同法が優先適用される。

定年に関しては検察庁法に規定があるので、国家公務員法の定年関係規定は
検察官には適用されない。これは従来の政府の見解でもあった。
例えば昭和56年(1981年)4月28日、衆議院内閣委員会において
所管の人事院事務総局斧任用局長は、
「検察官には国家公務員法の定年延長規定は適用されない」旨明言しており、
これに反する運用はこれまで1回も行われて来なかった。
すなわちこの解釈と運用が定着している。

 検察官は起訴不起訴の決定権すなわち公訴権を独占し、併せて捜査権も有する。
捜査権の範囲は広く、政財界の不正事犯も当然捜査の対象となる。
捜査権をもつ公訴官としてその責任は広く重い。
時の政権の圧力によって起訴に値する事件が不起訴とされたり、
起訴に値しないような事件が起訴されるような事態が発生するような
ことがあれば日本の刑事司法は適正公平という基本理念を失って
崩壊することになりかねない。


検察官の責務は極めて重大であり、検察官は自ら捜査によって収集した
証拠等の資料に基づいて起訴すべき事件か否かを判定する役割を担っている。
その意味で検察官は準司法官とも言われ、司法の前衛たる役割を担っていると言える。

 こうした検察官の責任の特殊性、重大性から一般の国家公務員を対象とした
国家公務員法とは別に検察庁法という特別法を制定し、
例えば検察官は検察官適格審査会によらなければその意に反して罷免(ひめん)されない
(検察庁法23条)などの身分保障規定を設けている。
検察官も一般の国家公務員であるから国家公務員法が適用されるというような
皮相的な解釈は成り立たないのである。


 3 本年2月13日衆議院本会議で、安倍総理大臣
「検察官にも国家公務員法の適用があると
従来の解釈を変更することにした」旨述べた。

これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけ
で法律の解釈運用を変更したという宣言であって、
フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる
「朕(ちん)は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほうふつ)
とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定
にもつながりかねない危険性を含んでいる。

 時代背景は異なるが17世紀の高名な政治思想家ジョン・ロックは
その著「統治二論」(加藤節訳、岩波文庫)の中で
「法が終わるところ、暴政が始まる」と警告している。心すべき言葉である。

 ところで仮に安倍総理の解釈のように国家公務員法による定年延長規定が
検察官にも適用されると解釈しても、同法81条の3に規定する
「その職員の職務の特殊性またはその職員の職務の遂行上の特別の事情からみて
その退職により公務の運営に著しい支障が生ずると認められる十分の理由があるとき」
という定年延長の要件に該当しないことは明らかである。

 加えて人事院規則11―8第7条には「勤務延長は、職員が定年退職をすべきこと
となる場合において、次の各号の1に該当するときに行うことができる」として、
①職務が高度の専門的な知識、熟練した技能または豊富な経験を必要とするもの
であるため後任を容易に得ることができないとき、
②勤務環境その他の勤務条件に特殊性があるため、
その職員の退職により生ずる欠員を容易に補充することができず、
業務の遂行に重大な障害が生ずるとき、
③業務の性質上、その職員の退職による担当者の交替が当該業務の
継続的遂行に重大な障害を生ずるとき、という場合を定年延長の要件に挙げている。

 これは要するに、余人をもって代えがたいということであって、
現在であれば新型コロナウイルスの流行を収束させるために必死に
調査研究を続けている専門家チームのリーダーで後継者がすぐには
見付からないというような場合が想定される。

 現在、検察には黒川氏でなければ対応できないというほどの事案が
係属しているのかどうか。
引き合いに出される(会社法違反などの罪で起訴された日産自動車前会長の)
ゴーン被告逃亡事件についても黒川氏でなければ、
言い換えれば後任の検事長では解決できないという特別な理由があるのであろうか。
法律によって厳然と決められている役職定年を延長してまで検事長に
留任させるべき法律上の要件に合致する理由は認め難い。

 4 4月16日、国家公務員の定年を60歳から65歳に段階的に引き上げる
国家公務員法改正案と抱き合わせる形で検察官の定年も63歳から65歳に
引き上げる検察庁法改正案が衆議院本会議で審議入りした。
野党側が前記閣議決定の撤回を求めたのに対し菅義偉官房長官は必要なしと
突っぱねて既に閣議決定した黒川氏の定年延長を維持する方針を示した。
こうして同氏の定年延長問題の決着が着かないまま検察庁法改正案の審議が
開始されたのである。
 
 この改正案中重要な問題点は、検事長を含む上級検察官の役職定年延長に
関する改正についてである。すなわち同改正案には「内閣は(中略)年齢が
63年に達した次長検事または検事長について、当該次長検事または検事長の
職務の遂行上の特別の事情を勘案して、当該次長検事または検事長を検事に
任命することにより公務の運営に著しい支障が生ずると認められる事由として
内閣が定める事由があると認めるときは、当該次長検事または検事長が
年齢63年に達した日の翌日から起算して1年を超えない範囲内で期限を定め、
引き続き当該次長検事または検事長が年齢63年に達した日において
占めていた官及び職を占めたまま勤務をさせることができる(後略)」
と記載されている。
 
 難解な条文であるが、要するに次長検事および検事長は63歳の職務定年に
達しても内閣が必要と認める一定の理由があれば1年以内の範囲で定年延長が
できるということである。
 注意すべきは、この規定は内閣の裁量で次長検事および検事長の定年延長が
可能とする内容であり、前記の閣僚会議によって黒川検事長の定年延長を
決定した違法な決議を後追いで容認しようとするものである。
これまで政界と検察との両者間には検察官の人事に政治は介入しないという
確立した慣例があり、その慣例がきちんと守られてきた。
これは「検察を政治の影響から切りはなすための知恵」とされている
(元検事総長伊藤栄樹著「だまされる検事」)。
検察庁法は、組織の長に事故があるときまたは欠けたときに備えて
臨時職務代行の制度(同法13条)を設けており、定年延長によって対応することは
毫(ごう)も想定していなかったし、これからも同様であろうと思われる。
 
今回の法改正は、検察の人事に政治権力が介入することを正当化し、
政権の意に沿わない検察の動きを封じ込め、検察の力を殺(そ)ぐことを
意図していると考えられる。
 
 5 かつてロッキード世代と呼ばれる世代があったように思われる。
ロッキード事件の捜査、公判に関与した検察官や検察事務官ばかりでなく、
捜査、公判の推移に一喜一憂しつつ見守っていた多くの関係者、
広くは国民大多数であった。
 
 振り返ると、昭和51年(1976年)2月5日、某紙夕刊1面トップに
「ロッキード社がワイロ商法 エアバスにからみ48億円 
児玉誉士夫氏に21億円 日本政府にも流れる」との記事が掲載され、
翌日から新聞もテレビもロッキード関連の報道一色に塗りつぶされて
日本列島は興奮の渦に巻き込まれた。
 
 当時特捜部にいた若手検事の間では、この降って湧いたような事件に対して、
特捜部として必ず捜査に着手するという積極派や、着手すると言っても贈賄の
被疑者は国外在住のロッキード社の幹部が中心だし、証拠もほとんど海外にある、
いくら特捜部でも手が届かないのではないかという懐疑派、
苦労して捜査しても(1954年に犬養健法相が指揮権を発動し、与党幹事長だった
佐藤栄作氏の逮捕中止を検事総長に指示した)造船疑獄事件のように
指揮権発動でおしまいだという悲観派が入り乱れていた。
 
 事件の第一報が掲載されてから13日後の2月18日検察首脳会議が開かれ、
席上、東京高検検事長の神谷尚男氏が「いまこの事件の疑惑解明に着手
しなければ検察は今後20年間国民の信頼を失う」と発言したことが報道されるや
ロッキード世代は歓喜した。
後日談だが事件終了後しばらくして若手検事何名かで神谷氏のご自宅に
お邪魔したときにこの発言をされた時の神谷氏の心境を聞いた。
「(八方塞がりの中で)進むも地獄、退くも地獄なら、進むしかないではないか」
という答えであった。
 

 この神谷検事長の国民信頼発言でロッキード事件の方針が決定し、
あとは田中角栄氏ら政財界の大物逮捕に至るご存じの展開となった。
時の検事総長は布施健氏、法務大臣は稲葉修氏、法務事務次官は
塩野宜慶(やすよし)氏(後に最高裁判事)、内閣総理大臣は三木武夫氏であった。
 
 特捜部が造船疑獄事件の時のように指揮権発動に怯(おび)えることなく
のびのびと事件の解明に全力を傾注できたのは検察上層部の不退転の姿勢、
それに国民の熱い支持と、捜査への政治的介入に抑制的な政治家たちの存在であった。
 
 国会で捜査の進展状況や疑惑を持たれている政治家の名前を明らかにせよと迫る
国会議員に対して捜査の秘密を楯(たて)に断固拒否し続けた安原美穂刑事局長
の姿が思い出される。
 
 しかし検察の歴史には、(大阪地検特捜部の)捜査幹部が押収資料を
改ざんするという天を仰ぎたくなるような恥ずべき事件もあった。
後輩たちがこの事件がトラウマとなって弱体化し、きちんと育っていない
のではないかという思いもある。
それが今回のように政治権力につけ込まれる隙を与えてしまったのではないか
との懸念もある。
検察は強い権力を持つ組織としてあくまで謙虚でなくてはならない。
 
 しかしながら、検察が萎縮して人事権まで政権側に握られ、
起訴・不起訴の決定など公訴権の行使にまで掣肘(せいちゅう)
を受けるようになったら検察は国民の信託に応えられない。
 
 正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない。
 
 黒川検事長の定年延長閣議決定、今回の検察庁法改正案提出と続く
一連の動きは、検察の組織を弱体化して時の政権の意のままに動く
組織に改変させようとする動きであり、ロッキード世代として看過し得ないものである。
関係者がこの検察庁法改正の問題を賢察され、内閣が潔くこの改正法案中
、検察幹部の定年延長を認める規定は撤回することを期待し、
あくまで維持するというのであれば、与党野党の境界を超えて
多くの国会議員と法曹人、そして心ある国民すべてがこの検察庁法改正案に
断固反対の声を上げてこれを阻止する行動に出ることを期待してやまない。
 
 【追記】この意見書は、本来は広く心ある元検察官多数に呼びかけて
協議を重ねてまとめ上げるべきところ、既に問題の検察庁法一部改正法案が
国会に提出され審議が開始されるという差し迫った状況下にあり、
意見のとりまとめに当たる私(清水勇男)は既に85歳の高齢に加えて疾病
により身体の自由を大きく失っている事情にあることから思うに任せず、
やむなくごく少数の親しい先輩知友のみに呼びかけて起案したものであり、
更に広く呼びかければ賛同者も多く参集し連名者も多岐に上るものと確実に
予想されるので、残念の極みであるが、上記のような事情を了とせられ、
意のあるところをなにとぞお酌み取り頂きたい。
 令和2年5月15日
 元仙台高検検事長・平田胤明(たねあき)
 元法務省官房長・堀田力
 元東京高検検事長・村山弘義
 元大阪高検検事長・杉原弘泰
 元最高検検事・土屋守
 同・清水勇男
 同・久保裕
 同・五十嵐紀男
 元検事総長・松尾邦弘
 元最高検公判部長・本江威憙(ほんごうたけよし)
 元最高検検事・町田幸雄
 同・池田茂穂
 同・加藤康栄
 同・吉田博視
 (本意見書とりまとめ担当・文責)清水勇男
 法務大臣 森まさこ殿

とうきび、かぼちゃ準備の初夏です

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庭にようやく咲き出したチューリップが風に翻弄されています


きのうの大風と打って変わって今日は穏やかな晴れです。
とうもろこしとかぼちゃの準備が始まりました。

去年は収穫目前にとうもろこしが枯れてしまい発送できず
大変だったのですが今年は丈夫なピーターコーンに戻し、
万一の病気を防ぐためそばにデントコーンなどがない畑に
作付けします。
8月末から9月半ばくらいまでが発送期間です。
美味しいとうもろこしを送れるようファイトッ!

プラウを終了!

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今日は最後に残った約1ヘクタールの畑起こしを終えた。
今やってみたいこと、孫をここで遊ばせて土を食べさせたい。
この土なら安心できるし医者に預けるようなものだと考える。

うちの子供らもそうやってハイハイして口の周りが土だらけで
育った。小さい頃は裸足でいることも多かった。
そのせいか有難いことに丈夫だ。
除菌剤のCMとかを見ていると今の子供たち大丈夫かな?と思う。
ウイルスはもちろん別扱いが必要だけども行き過ぎた清潔は
どうなのだろう。

山のあちこちに淡い桜のピンクやまだ残っているコブシや
まだ日差しが森の隅まで照らすそんな1日。
あっという間に季節は変化していくので記憶にとどめたい。

夕方初めてオオジシギの羽音を聴いた。

好きなものはやめられない

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オオバナノエンレイソウ 新内にて

今じっくり取り組んでいるアイリッシュ音楽は
よくあるように突然転調しテンポも変わる。
FからGになりAで終わる。
そろそろ飽きそうだなと思った頃突然変わる。
だからアイリッシュが好きだ。

ボタンアコーディオンでは大まかに言って3パターンの
フィンガリングがあって1日のうちで一つに偏らないよう
満遍なく練習しているけれども、この曲一つでそれが
3つとも入る練習にはもってこいの曲なのだ。
1音ずつ耳コピして自分なりの楽譜みたいなものを作り
初めはゆっくり効率的な指使いを探る。
そのあとコードとベースを聴きとり左手でつけていく。
ぎこちないものも何とかスムーズになり勝手に指が効率のいい
動き方をしてくれることもある。

でも、そんなことは何千回かの失敗のあとのことである。
愚鈍で憶えの悪い私でもひたすら練習を繰り返せば出来る
ことがわかっただけでも福音なのだ。
音楽に打ち込んでいる時は楽しくて仕方がない。
今日も突然の雨で仕事の足止めを食らう。
屋根の雨音を感じながらそれをいいことに続きをする。
好きなことはやめられない。

雨が上がりそろそろ入られ始めている芋畑のシカの
電気牧柵を設置した。

好きなことをするために断酒380日目

雨なので/池江さんのこと

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家の裏の畑で耕起作業、おとといに続いて面白い形の雲が乱舞する空。5月9日

打って変わって今朝は雨。
狭い機械の隙間で作業した時から背中のスジが痛い。

森はうっすらウグイス色になってきた。
コブシの花はそろそろ色あせ、代わって山桜が淡い温かみを
添えだした。

ウグイスの声、オオアカゲラの真紅の頭とお腹に白黒の服を着て
枯れ木を打撃する。
トラクターのエンジンを停めれば、いきなり生命の深みの音が
立ち上がる。枝を通り過ぎる淡い風の音。名前の確認出来ていない
小鳥のさえずり、フィーフイー。
遠くから風に乗って牛を追う人の声。

北海道のように季節がはっきり違うと、
そういう変化に対する驚きが大きくてつい書き留めておきたくなる。
そう、この雨が上がったらまた森や庭の色合いや畑の様子も
今とは違ってしまうから。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

きのうのテレビで白血病から寛解してきた水泳の
池江璃花子さんのドキュメントを見た。
当たり前に出来たことが当たり前ではなくなった状態になって、
それがまた出来るようになる時の幸せは普段だったら
絶対に気がつかないと語っていた。

本当にそうだと思う。

そしてオリンピックの金メダル候補としてのプレッシャー。
水泳がなければ皆さんを勇気付けたり元気を与えたり出来ない
何もない人になってしまうとも。

そんなことないよ。あなたは大勢の人にたった今勇気を与えています。
と、ちょっと熱くなった心で思った。

そして思う。
そもそも人に期待するということが間違いじゃなかろうか。
池江選手が白血病になったという報に時の五輪大臣が
「がっかりしている」と発言したのもそういう意識の
最たるものだと思う。
日本が金メダルをいくつとったってそれはあなたの努力の結果じゃない。
アスリートがアスリートの精神において不断の努力の結果到達するもので
あんたのために走る馬じゃないとその時思った。

それは極端な例で、その大臣だけでなく人に期待するというのは
無意識のうちに私たちがやっていることではないだろうか。
余計なプレッシャーをその人に与えているかもしれないことに
思いを馳せられるかどうかも生き心地のいい社会にするには
とても大事なことだと思う。

「期待するなら人ではなく自分にしよう」

わずか19歳でものすごい深い試練を生き延びた池江さん、
おそらくすごい記録をたくさん出すよりもっとたくさんの
人に勇気と感動を与えたと思う。

自分に期待します断酒379日目

森の中の1本のカラマツ

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カラマツの葉の小さな房が開き始める まだ小さいので遠目にはうっすら緑くらいでも寄れば活発な緑色

森の中にポツンと1本から松の木が立っている。
先が枯れたか折れたかでない。
枝も枯れたか折れたかでない。
冬はほとんどずんどうで枯れているのか生きているのか釈然としない。

ところが春になると幹から直接葉っぱを出したり
無数の細い枝から葉っぱを広げ出す。
もう何年もその繰り返しで
春になるたび今年も生きていたね、枯れずに偉いねえとなる。

その上には大きな柏や朴木などがドーム状に覆い尽くし
陽を奪い、
伸びられもせず、太れもせず、
枝も伸ばせず、ただ突っ立っているだけなのに
諦めずにしっかり生きている。

時に蝉の抜け殻がセピア色になって止まっていたりはするが
しっかりした枝はないから鳥はおそらく停まれないから素通りだろう。

一見朽ち果てそうな手足をもがれたような姿に見えても
その中で生命力はこんこんと湧き上がり
春にその息吹を吹き上げるのを見ると
なんだか勇気と希望が湧いてくる。

条件が悪くても諦めるな。
全てはお前次第だ。
と、言ってくれているような気がする。

たった1本踏ん張っているカラマツの木。
年を追うごとに森の中で一番気になる木になってきた。

不思議な雲の浮かぶイモまきの巻

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こんな雲、絵本のような風景!

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イモまきはこんな感じ。おかげさまで無事終わりました!

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夕方はこんな感じ。こんなレコードジャケットもいい。

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我が家はあの森の向こう。ホラーな感じ。

イモが終わってホッとして断酒377日目



明日への段取り

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明日のイモ植えに向けての段取りの1日。
種を正確に数えトラクターにプランターをつけ畑に置きに行ったり
土を柔らかくしたりと農作業に集中した日だった。
ぬかりないことを祈りながら。機械が順調に動きますように。

ぬかりなく断酒376日目

寒くも暑くも春は進む

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から松林が伐採されたら広い空がさらに広くなった。月がぽっかりくっきり浮かぶ。

きのうは風強くハウスの中で芋切りをした。

お隣は大家族で大きな鯉のぼりから小さなものまでズラリと
並び元気に泳いでいた。子供達は学校にもなかなか行けず
かわいそうだ。でもきっとこんな時を過ごしたことは
将来役に立つこともあるかもしれないね。

今日は肌寒く霧雨がだんだん本降りになり、その前に畑を少し
起こしてからトラクター整備。
今日はまたマキストーブに火を入れた。

特に5月3日の暑さで一気に緑が増したような気がする。
モノトーンの冬から一気に色が増えて行く春は目が覚めるような
感覚です。「さあ、始まるなあ」

楽しい断酒375日目

住宅街で子守り

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ご近所の牧場のハウスではバイオガス発電の余熱を利用した水耕栽培メロンと、バナナまで育っています。

昨日十勝ではなんと29度くらいまで気温が上昇したそうです。
そんな夏のような午後にステイホーム週間の帯広の住宅地
を歩く機会がありました。
娘の急用に付き合い帯広までドライブ、用事が済むまでの1時間
孫を前におんぶして子守をすることになったのです。
(昔はおんぶといえば背中にするのが当たり前でしたね)

どこにでもある住宅街の通りを時々ぐずりそうな孫に
「ワンワン」とか「お花」とか気をそらせながら歩きます。
一人で歩けば不審者と思われそうな私でもゼロ歳児を抱っこして
行けば人々は笑顔になり時には挨拶さえしてくれます。

あちこちの庭先でBBQをしています。
そしてこんなに住宅街に車がたくさん停まっているのを初めて
見たような気がします。せっかくのゴールデンウイークでも
人々はどこに行くこともできないでいるのを実感しました。

子供達は夏のように水鉄砲をしたり道路に絵を描いたり
シャボン玉をしたり中学生くらいの子供達は公園でつるんでいたり
それなりに楽しそうです。
はたまた所在無さげにタバコを庭の隅で吸い芝生にもみ消す男の人。
いろんなストーリーを想像させます。

最初はベソをかく1歩手前の孫も公園あたりでついに寝落ち、
それからずっと眠ってくれました。
小さな手にジャラジャラおもちゃを握りしめたまま
鼻先がちょっと汚れたままの寝顔を見ながら
自分の子供が小さかった頃を思い出して幸せでちょっぴり
切ないような不思議な感覚になりました。

ただ、密着は嬉しかったが暑かった!(笑)

猫ちゃんに右往左往

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エムは何かと心配をかける猫である。
子猫の時は何かのアレルギーかくしゃみと涙でグズグズだったし
1月は尿道結石に苦しみ、最近はドラネコと喧嘩して傷を負った
左前脚が炎症を起こし腫れ上がってしまった。
そしてずっと眠ってばかりいる。
「このまま死んでしまったらどうしよう」と真っ黒な考えが浮かぶ。

たいがい朝方近くふと足元に重みを感じて目覚めるとエムが寝ている。
「うー、かわいい」と、それは元気な時。
今回のようにどこか具合が悪い時は一人になりたがる。

別の部屋の隅っこに寝ているだけなのにこのまま帰らぬ猫になるのではと
悪い想像がさらに膨らむ「し、死なないでくれー」
と、患部に手を当ててヒーリングを試みたり猫缶に人間用の飲み薬を
混ぜ込んだりして必死の救命。

そしたら午後はあくびをしながら外にやってきて
いたずらっぽい目でこちらを見たり、地面にゴロンして腹をなでてもらったり
いつものエムに戻ったのだった。
これで飼い主が必要な幸せホルモンのオキシトシンも安泰!

こんな人間がコロナで大変な時期にどうでもいい話でした。
今日は朝は雷雨があったけど午後は暖かな日、種芋切りをした。

幸せな断酒371日目

ジャガイモ下準備

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昨年蒔いた緑肥えん麦の畑にて

堆肥の届かない畑には有機質を入れる代わりとして
えん麦を蒔いておく。
本来はまだえん麦が緑のうちにすき込むのがいいのだけれど、
忙しい時期なのでそのままになる。
雪解けの時はそれらがプレスされて黄金色が土を覆い
つやつやと光る。

茎が長いと後々機械に引っかかったりするのでデスクハローと
いう円盤がいくつもある農機を引っ張って細かく裁断する。
今日はその上に発酵鶏糞をばらまいた。
有機物が土に入ると分解するときに窒素分を使うのでそれを補うために。
ここまでして、ようやくプラウで耕していく。

あと1週間したらジャガイモを植え付けよう。

楽しい断酒370日目

山脈と暮らし

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牧草地もみるみる青さを増していて、
そんな時大雪山や日高山脈に出会うと
そのコントラストにハッとしてしまう。

思わず見とれるとトラクター運転中なら
側溝に落ちてしまいそうで危ない。オットットッ
最近はカラマツが一斉に伐採時期を迎えたようで
こんもりしていた林が消え山脈が驚くほど見えていたりする。
怖いほどに美しいのであるがますますこの地に住めて
幸運だと思う。

大きいものに対して畏怖と神格化に及ぶのは南の島のモスラ
信仰のように人の常である。(笑)
そのために人は巨大な大仏を作ったり中を軽飛行機が飛べそうな
聖堂を作ってみたり大きなものには何かそんな力がある。
支配者はそれを権力を維持するために使っても来たが、
人は何かそんなものを求めている。
今は自粛で世界中が我慢しているがロックコンサートも
原初から人が抱いてきたそんな大きさを感じさせてくれる。
もっとも身近な人智を超えたものは空ではないだろうか。
底の抜けたような星空やどこまでも透き通ったような夕方の空。
そしてその手前の白亜の彫刻のような山脈。
これはタダである(笑)
こういう場所で身の程をよくわきまえて慎ましく生きていけたら
最高である。

新しい時代がはじまる

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夜明けの国からメッセージを携えてやってくる子どもたちに祝福を

コロナを克服した先には、これまでのような弱肉強食の社会ではない、
社会保障・医療・福祉・人間らしい雇用が大切にされる、
より人間らしい社会をみんなの力で築きましょう!!

                   
                    志位和夫さんのツイッターより

今朝この言葉を読んで元気が湧いてきました。
こちらに向かわなければこの国は崩壊するしかありません。
何か大きなことが起こらないと人間はなかなか変われないものです。

きっと新しい世の中が始まります。
今日生まれてくる子供たちにとっても。

ジャガイモ今年は病気を出さないよう

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最近庭で目立つのはチオノドクサ、水仙もようやく黄色をほころばせています。

今日は夕刻まで雨が断続的に降ったのでハウスの中で種芋の数のチェック。

昨年は豊作だったのにソウカ病がいつになく多く捨てるのが過半数にも
なってしまい大ショック。中身には問題がないのだけれど表皮にあばたが
たくさんあり売り物にはならなかった。
いっそのこと収穫もやめたいほどだったが、ジャガイモの場合しっかりと
翌年に野良となり雑草化するので残らず畑から出さなくてはならない。

今年はしばらく作っていなかった畑に植えることにしよう。
そこは昨年えん麦を蒔いたところでおそらく病気は出にくいはず。
しかし農家は天候次第、ダメな時も良い時もある。
いつでも豊作を祈りながら春先は全的な希望しか持たないのだ(笑)
毎年不思議なくらい全部ダメだったということはなくて
昨年は努力の甲斐があって人参とキャベツは豊作で救われたのだった。

昨今の大きな天災が続く中で食べ物の大切さにますます気付かされる。
畑は未来の人々からの預かり物だ。
感謝しつつ今年も畑に立ちます。

感謝しつつ断酒 368日目

また次の1年を始めよう!

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30年以上手を入れ続けた牛舎とサイロにも春がやってきました。

分散しておいていた種芋を今日はハウスの中に集め
満遍なく陽が当たるように並べた。
良い芽が出ますように。

さて今日は再度断酒を初めて丸1年。
例外的に飲むということもなく完璧な1年は 
今まであったかどうか記憶にありません。
ブラボー自分!

(決意の断酒は2010年3月3日にスタート)

達成感!そして愛する音楽へ

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今日はほとんどこちらは雨で夕方一瞬だけ日が射し
水滴をたくさんぶら下げた庭の小さな花たちが存在感
を輝かせた。雨だったので集中して苦手な有機認証書類
作りを終えて先ほど大きな封筒に入れたところ。
達成感!

二つの人生をずっと生きてきた感じがあって
一つは生活全部、もう一つはやはり音楽で、
心置きなく没頭するためにはやはりその生活全部を
納めなければならない。その音楽の部屋はいつでも
この私の努力を待っていてくれる。そう、
努力次第でその部屋の奥行きさえ決まるのだ。
人と比べるのではなく今の自分の力量と
明日の自分の力量をこそ比べればいいと思う。
いつだって今の方が下手くそなのだから。
明日はもっと良くなれる。

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いろんなタイプのアコーデイオンに向く音楽があって
今はどこか風景の似ているアイリッシュを好んで練習している。
そしてどちらかというとアップテンポの明るい曲が好き。
以前は自分が鬱っぽい時に聴いたゆっくりめのアイリッシュが
きつくて遠ざけたい音楽だったのがシャロン・シャノンの
幸せそうな笑顔で弾くアコーディオンですっかりイメージが
変わってしまった。

書類も終わったので明日は少し多めに時間が取れそう。

鹿の電車が走る

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ジーコは今日が2歳の誕生日でした、おめでとう☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

犬の散歩はほとんど大草原か林地などのワイルドな場所なので
ジーコはいつも他の動物の匂いに興奮して鼻を地面に擦り付けるように
して引っぱるのでこちらもしっかりリードを持ち続けなければならない。

保安林に近づいた時、奥の方で数十頭の鹿が左から右に列をなして走った。
それが一瞬ビルの間を抜ける電車のように見えた。
しっかりリードを握り、追いかけたくてたまらないジーコを抑え
鹿たちが走り消えていくのを見送った。

次の停車駅はどこだろう。

(この日谷間にウグイスが鳴くのを初めて聞いた)

ニャンなのか、このモヤモヤは

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最近我が家の庭にゴロツキの猫が来るようになって
その度にジーコは吠えるのであるが
つながれているのでお構いなし。
最近ニャンがどうもおとなしいと思っていたら
喧嘩して前足に傷を負っていた。
耳がピンと立たずに意気消沈している様子。
いろいろ病気したりがあったので飼い主もニャンの
精神や体調のささいな異変にもすぐに気がつくようになってきた。
雪も飛ぶ寒い1日、昨日はほとんど丸くなって寝ていたが
夜には2階からものを落とすいたずらも始め元気を取り戻して安心。

医療や介護現場、スーパー、運送関係などからの悲鳴が日増しに強まる。
政治は明晰な判断が取れない状態に陥ってしまっている。
ただ、それは今に始まったことではないけれど。
首相がマスクを全戸2枚ずつ配ると言った会見で気になったのは
「国民に安心してもらうため」と言っていたこと。
マスク不足だからダイレクトに届けようという気持ちはわからなくもない。
でも国民が欲しいのは「安心」ではなく安心して活動を休めることの
方だった。それが「安全」という本当に望むものだった。

あれだけのお金があればすぐにでも欲しい人があの時点でたくさん
いたはず。首相が言った「安心」が「気休め」としか聞こえなかったわけだが、
その「気休め」さえ製造元の不明朗さに加え異物混入やカビなどで回収騒ぎ、
「気休め」さえ与えられない状態になるとは首相も想像しなかっただろう。

いろんな場面で私たちの感覚とあまりに違う政府の感覚を感じる。
けれどもあの原発事故のあった後すぐに原発をいろんな国にトップセールス
した首相であるから驚かないけれど、やっぱり驚く。
この長年続くモヤモヤはなんなのだろう。
選挙があるたびにまたかと思うあのモヤモヤはどこから湧いているのか?

書類からの逃走は薪割りで/断酒について

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先日まで切り集めたマキの山、平均直径30cm書類が嫌な時に斧で割ります(笑)

有機認証の書類締め切りが迫っている。
なぜこうも先送りしてしまうのか、
ギリギリにならないと動かないのか自分で呆れるばかり。
とりあえず机の周りを片付けてと、鉛筆を削ってと、
昨年のトウモロコシの認証数まで着手して大きな進歩!
物事は着手したら感覚的に70パーセントは進むと思っている。
そのくらい気の乗らないことを始めるのは大変なことなのだ(苦笑)

昨年の今頃は長年続いた断酒が崩れだしていた頃で
ひどく情けない思いをしていたのに夜に飲まないで
いるのが難しいジレンマを感じていた。
つくづく自分は一生治らないアルコール依存症だということを
思い知らされ再び断酒生活に入りもうすぐ丸1年。(2019年4月28日開始)
コロナのせいで、いつも会って普段は断酒でも例外的に飲むことに
している友達とも会えなくなり、おかげでこの1年は完璧な断酒、
1滴も飲まないを初めて達成できそうである。
これも断酒というものに着手ができたからこそ。

自分にとってお酒は毒物という認識が脳の中に固定して
どんな気分の時も飲もうという気が起きなくなった。
それはアル依存症にとってはとても良いこと。

今、コロナで大変つらい思いをしている人がたくさんおられて、
つい家で飲みすぎてアルコール依存症が増えるのではと心配です。
孤独や不安からアルコールに救いを求めるのはとても危険なことです。
みんなで楽しく飲むということが制限されている今だからこそ
特に気をつけて欲しいと願っています。
(テレビのCMもある人たちにはとても罪だと感じています)

コロナはいつかは潮が引いていくみたいに収まるはずです。
(消えることはないでしょう。小説ペストにもそんな記述がありました。
でも歴史を見ればそんな繰り返しです)。
その潮が引いた後にアルコール依存症が残ったら馬鹿らしい。
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