農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

スモモの花が香る下で

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我が家の庭にやってくる鹿はチューリップも食べてしまいます

桜が散った後は追いかけるようにして
スモモの白い小さな花びらが庭に点描を広げます。
その上に雨が降り地面にくっつき風情を感じます。

15日には今年最初のトウモロコシを蒔きました。
害獣対策も早めにやっていくつもりです。
茹で上がる時の香りを想像しながら・・・
甘さだけを追求した柔らかいトウモロコシは売る方から
すれば都合好しですが最後まで好きになれずに
ピーターコーンに戻しました。
これから6月10日頃まで5回くらいに分けて
蒔いていきます。


家周りの諸々

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猫のエムはお気に入りの昼寝場所を見つけたようで。

薔薇色でもない青でもないうっすらと
モノクロに色がついたような雲がホワホワと
布団綿のような腹を見せている。
仕事を終えてジーコの散歩、100mほど向こうの
牧草地に鹿と狐を見たものだから飛び出したくて抑えるのに必死。

今日の仕事といえば息子が横浜から来ていたので使うのは今だとばかりに
斜面に転がる丸太の輪切りを力を借りて上まで上げた。
そのうちひとつがゴロゴロと転げ落ち下の方で止まった。
落ちる様はなかなか愉快で絵本で見たリンゴかおにぎりかを
思い出した。
 そうこうして時間が半端になったので、家の残り1面の
防腐剤塗りに専念することとし、暗くなる前に全部完了した。
オリジナルカラーは明るい茶色だったが今はダークブラウン
になった。四隅ははっきりした緑でアクセントに。

夕刻には外にいたい

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庭のチシマザクラが満開、夕方のサホロ岳を背にして。

夕刻から暗くなるまでの足早に変化する風景の時間帯には
できるだけ外にいたいと思う。グイグイ引っ張る落ち着きのない
犬と大概いるのだが・・・
晴れた日は夕日が山の端に沈んだあとに照らされる雲や山の色合いが
すぐに変わっていってしまうので一番好きな色を胸に取り込もう
とする。

全てが肯定されるようなシンプルな世界。
遠くのものも近くのものも等しくなる魔法の時間を大切にしよう。
そうなればハアハアいう犬も美しい雲もそう変わらない。
壮大な絵の中の要素になる。人もまた。

次のライブ予定

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6月19日(土)緑あふれる新内ホールにて出演します。

雨のち桃色

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桃色の夕方 風寒し
救わねばならぬのは美しき希望

4の畑プラウ耕終了、午後は雨がぱらつき
春先に倒した大木の輪切りにチェーンソーで格闘。
やっと腕を回せるほどの太さはなかなか手強い。
雨が上がってスイートコーン畑の準備をする。
今年こそは2年続きの病害や獣害を脱したい。

夕方にごく短いあいだ西日を受けた東の空が桃色に染まった。
コロナも含めて予期せぬことが起こる世の中であっても
埋もれさせてはいけないものは希望。

イモ植え終了!

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5月7日、春の温かな日差しの中で今年のジャガイモ植えが
滞りなく完了しました。乗ってくれた4人に感謝です。
今日は畑の石拾いのあと農道の穴ポコにその石を敷きました。
そのあとで安心して畑をトラクターで耕しました。
すると、また石が出てくるわけだけれどもそれはまた来年。
毎年の繰り返しですがヨーロッパの畑の石の垣根を思います。
何百年にわたる農民の石拾いのたゆみない努力の結果を。

小さな手に

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早起きしすぎて10時くらいに早い昼寝となった子の
小さな手。玩具を持つ時の繊細な指の動きもすごいけれど、
眠っている時の指も小さいながら精巧に完成されていて
思わず見入ってしまう。
突然ピクッと動いたり何かに驚いた時のように腕を急に
広げてみたりは単なる筋肉の反射かそれとも夢を見ている
のか。自分のとは違い透き通るようなきれいさだ。

今日はこどもの日。朝のニュースで15歳以下の人口は
わずか1割ちょっとだと聞いた。それがこの国の未来に
どう影響するのか自分にはわからない。
けれども子どもを大事に育てていかなければいけないことは
はっきりしている。数の多い少ないも確かに問題だけれど
ヒトの手というものが幾多の不毛な争いを越えて作り上げてきた
文化、とりわけペンの力をどう子どもたちに手渡していけるかを
考えることの方が大事だと思う。

手という器官をしげしげと眺めてその機能に感謝してもしきれないの
だけれども同時に恐ろしいことにも使われてしまうのもまた手だ。
これだけ完璧な美しさと機能を持った手自身が喜ぶような
そんな使い方をできたら未来は明るいと思う。
小さな指を目でなぞる。

野の花と桜が満開

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オオバナノエンレイソウの群落と桜、遠くに桜の咲く新得山が見えます

畑の準備をしながら住宅のメンテナンスを急いで終わらそうとしているところ。
20年以上も経てば換気扇も寿命を迎えたりドアの閉まりが悪くなったり
ペンキ塗りが必要になったりを農作業が本格化する前の駆け込みだ。
ホームセンターに行けばなんと下界は桜の花盛りだこと。
私たちの住む高台ではまだこれからというところ。
思わず見とれ感慨に耽る。
桜は散るのも早いからよけい愛おしく感じるのかもしれない。

地域の人のお通夜にて

きのう同じ地域の顔見知りの人のお通夜
に行ってきた。冷たい雨が車の窓を叩く。
長く生きれば生きるだけ顔見知りの
死に向き会うことが増えて行く。
地域のお葬式に一緒にお手伝いした人も
いつか送られる側となり係から消えていく。
そんな葬儀の場では遺族の悲痛な気持ちも
いかほどかと。かといって何もできずに
目を見て深々と頭を下げるしかできない。

でも人は必ず死ぬ。そしてその最後がどんなものか、
いつなのかもまったく予測できない。
最後がどんなものであったにしても、
それをもってその人を憐れむのは間違いであるような
気がする。その人には笑顔があり、充実した時間も
相当あったはずでありそれも含めた一生だったと
思う。つまり人生は把握できないほどの広がりを
もつものであるから悲痛な最後だけを持ってその人の
人生を見ることはしないことだと。
自分の父も晩年はアルコール依存症や認知症などから
大変な迷惑をかける存在となって惨めに見えたけれど、
亡くなり何年か経つと若々しく頭の回転も速い朗らかな
父のことを思い出すようになってきた。

どんな人にも青葉の麦畑のように生き生きと風に波打つような
時間があった。そう思うとその人の笑顔は真っ先に思い出される
ものとなり、それが人の尊厳というものではないかと思った。
今日は雨が上がりスモモの細かな新緑が光りながら
風に揺れている。その方のいなくなったこの台地にも日常が
戻っていきます。どうか天上から見守っていてください。

野ウサギも衣替え

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冬から春になるとウサギも白から茶色へと
体毛を変えていくことが分かる写真が撮れました。
狐をよく見るときはウサギを見ないし、ウサギを見ると
そういえば最近狐を見ていないことに気がつきます。
そのバランスはまるでシーソーゲームです。

今日はジャガイモ予定地をプラウで耕しました。
いつものようにカラスとトンビが舞い降りては
あらわになったミミズや幼虫を食べて行きます。
ちゃんと知っているって凄いことです。

ウサギもカラスもトンビも農夫も命躍らせる春です。

思い出したように雪

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もうすぐ桜も咲こうかというこの頃ですが、
きのうは純白に輝くような雪に覆われました。
すっかり残雪もなくなった頃に突然思い出したように
降ることはよくあります。融けるのもまた早く
あっという間に黒々とした大地に吸い込まれて
消えて行きました。

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真上を見上げれば雪が枝からさらさらと落ちてきます

遠くを見る

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 有機認証申請書を書き終えた。毎回のこと、
普段から書類や記録を整理することの大切さを
思い知らされる。ちゃんとしよう。
 とはいえ、ちょっとした開放感。
すがすがしい気分で犬のジーコを散歩に連れ出した。
 
隣の家の鯉のぼりが無風でお休みしている背後に
ニペソツが遠くでくっきりと夕陽を浴びているのが見える。
人間の目は遠くを見るようにできているらしい。
空の色の変化とそれに連れて刻々と表情を変える斜面。
そこまでの間に人工的なものがほとんどなくて視線は
いっきにそこまでたどり着く。

星に感動していた高校生の民泊事業も2年続けて
中止となってしまった。遠くを見ることで心は何か
広いものに触れることができる。幸いここでは山々と
星々を見ることができる。都会に住む人たちにこの
二つは見てもらいたいと思う。

明日がんばる

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きのうも今日も風がごうごうと吹き続けた。
有機認証申請書作りでこもるにはいいはずなのに
どうも集中力に欠ける1日。逃避したくなるいつものクセ。
さっさとやれよと自分に叱咤激励、明日がんばる。



ベラルーシの月コンサートin発酵書房

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大雨の中を出かけて行ったのだけれどライブ始まりの午後1時には
雨は止み人々はお子さんが発熱で来られなかった1組を除き順調に
集まってくれた。場所は音更町の「発酵書房」、もと我が家もファンだった
天然酵母のパン屋さん「のんびりや」だ。今は別に仕事を持っている
浦木さん夫婦はボランテイアで日曜日ごとに空いたスペースを使って
いろんなイベントを開いている。
ただ、コロナ禍であるので密にならないよう完全予約制にしたり告知を
どこまでするか悩むそうだ。
そんな中で開催してくれた私の「ベラルーシの月コンサート」と銘打った
ソロライブだった。(コンサート名は私たちに向かって照らされるリフレクション
という意味で自分が考えたもの)


子ども2名を含めて14名の方が聴いてくれた。
ほとんどの人が少なくとも1度は会ったことのある人で
それぞれのつながりも感じられるアットホームな集いだった。
アンコール曲は最近よくアコで練習していた平原綾香さんの
歌で有名な「明日」の歌詞を見せみんなで歌ってもらい終えた。

いつも次のコンサートまでは自分の中では大変な試練の最中にある。
大げさに言えば人生の終着点が迫っているのに十分な準備ができて
いないのではないかという不安だ。大切な時間を使ってきてくれる
人に来てよかったと感じてもらえるか、いつでも慣れない。

その煩悶の中でいいことも結果的に起こる。
今回は1日前に突然のように「夜の向こうがわ」という新曲ができた。
出てくるままに書いた詩のようななぐり書きを24時間以内に曲に
仕上げられたのは久しぶりだった。
弱い水流では動かなかった岩が強い水流でゴロンと動き出したような
感覚だった。このライブがなければ生まれなかった曲。
これから歌うたびにこの日までのことを思い出すことになる。
いわばこれまでの悲しみや煩悶や希望も込められたから。

セットリスト 
1エイプリル マグノーリア(アコ) 
2青虫の歌 (歌、アコ)
3あなたへ(歌、ギター) 
4クマゲラ(歌、ギター)
5夜の向こうがわ(歌、ギター、ハーモニカ)
6ベラルーシの月(歌、アコ)
7青虫ノッポがやってきた(歌、アコ)
8空と歩く(歌、ギター、ハーモニカ)
9明日(みんなで歌、アコ)

薪ハウス作り

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きのうは風が強くて冷たい1日。
風倒木やらを刻んだ後に運び入れるための
ビニールハウスの準備をする。
ここで乾燥させ隣のマキ小屋に積むことになる。

去年は滞在した若者たちにここで
ずいぶん薪を割ってもらった。
豆を作った人がいたくらいで誰も怪我を
した人はいない。みんな割ってはまき小屋
に積む作業を楽しんでやってくれる。

集中する瞬間が人間のプリミティブな本能を
呼び覚ますのだと思う。
五感を研ぎ澄ませなければ怪我をする。
コンピューターの前では決して得られない心身の
一体感を感じていったはずである。

ウーファーはほとんど海外からなので
今年はどうなる事か。
心配しても仕方ないのでいつものように
たくさんこのハウスに放り込んでおこうと思う。
「マキは君を待っている」・・・呪文のように。

ヒト、猫に憧れる

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 農作業のまわりでチリチリーンと鈴の音がする。
「あ、エムがどこかにいる」とそれだけで嬉しくなる。
姿は見えないが呼んでみる。
すると「ニャア、ア、ア、ア、」と足数に声を途切らせ
ながら現れて体に触れながらぐるりと1周。
すかさず捕まえ抱きかかえ頬ずりをしてしまう。
その時「グヒグヒ」と喉を鳴らす。

 人間は生きていくのに服やらスマホやら
いろんなものが必要で大変なことだ。
君は毛皮一枚まとっただけで無駄なものは何一つ
持たずに人間界にテキオーしながらテキトーに生きる。
そんな生き方にどこか憧れるからそばに置いておきたい
と古代の人は思ったのかもしれない。

のぼるのが好き

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階段を上った先には何がある
わからないから登る
その先にあるものを見るために登る

 小さい子を見ていると普遍的に生き物としての
私たちが目指しているものが見えてきます。
大人になると時に自分がちっぽけに思えて
引っ込めてしまいがちになりますが、好奇心と言う
触覚を世界全方向にに向かって伸ばしています。

 このおちびさんは中でも階段が大好き。
神社の高い石の階段も「おいしょ!おいしょ!」
と登り切ります。
そんなおちびさんも昨日初めて保育所に預けられ
大泣きしたようです。この冬は何回も預かったので
信頼関係が出来ました。この小さな友人とはもう
頻繁には会えなくなったけれど、たくさんの気づきと
特別な暖かい冬の思い出に感謝です。

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大雪山の最南端の東ヌプカウシヌプリと西ヌプカウシヌプリが夕陽に照らされて。
その二つの山の奥に然別湖がある。

淡雪の朝

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淡雪に包まれた春の息吹


クロッカスの花の周りで

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 たった1時間くらいで痩せっぽっちで目立たなかった
クロッカスが花を広げると紫の中から黄色が覗いた。
用のない時はひたすら体力を温存し瞑目している我が家の
ネコみたいだ。雪解け後先頭切って咲くクロッカスだから
否応なく注目される幸せ者。あれれ、朝と違うなとか。

 本州の母のもとに4泊しガラス窓掃除や土間の修繕など
をして帰ってきた。東京はまだ花は多少残っているものの
大半が葉桜だった。故郷の川辺はまだそれより多く咲いて
いて川に浮いた花びらがゆっくり漂っていた。週2回ある
病院ボランティアを楽しみにしている母は行く前におしろい
パタパタ座ってやっている。このコロナ禍、しかも90歳
、なんだか凄い。
 
 十勝に帰ってくるとまるで雪がなくなっていて残雪の山
が汚れた腹を見せて日陰に運良く帯状に残っているだけ。
28日出る時と1日に帰った時のあまりの違いに驚く。

 予想以上の雪解けの速さに休む間も無く本格的に外作業
を始動。車庫用のハウスにビニールを張り、落ち葉を片付け、
乗用車タイヤ交換、軽トラオイル交換などなど、天気に押され
動き続けた1日が終わる頃、早仕舞いしたクロッカスは
またも痩せっぽっちになっていた。
 「明日もまた会おう!」

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前方の牧草地は数十頭の鹿の群れがよく見られる場所

農場のそばまだあります。
http://noujyounissi.blog.jp/archives/84091674.html



突然バンッ!

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おや、こんなところにいい顎乗せ台があるぞ。

夕食後に自分の部屋のドアを閉めてアコーディオンの練習を
して集中している時に突然バンッ!と音がしてびっくりする。
猫がドアノブにジャンプしてぶら下がり開けてしまうのだ。
アコの音が猫の鳴き声に似ているのだろうか?
ほぼ毎回のことである。そしてどんな調子の外れた音が出ても
しばらくは座って目をつぶっている。
構わず弾き続け、気がつくとどこかへ消えている。
いつかアコーディオンで猫と会話してみたい。
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