農場日誌

ひろういの農に生き音楽を作る日々 Since 7th June 2007

初めての本格的な霜

今朝は一面白い霜の世界。
あらゆる葉っぱの輪郭をなぞる氷の模様は壮観だ。
朝陽に照らされて霜でとどめをさされた黄色い葉が
森の中で落ちて行く。

昼間は小春日和でまるで平和そのもの。
時おりエコーうずまく選挙カーの連呼が聞こえるだけで
山は白く光り時間がとまったような中オランダの若者達と
人参を抜く。
オランダでは駅などで通行人にフライヤーを渡すに限られた
選挙運動、日本のこの大音量の連呼にかなり驚いた様子。

以前土下座をして投票を訴えた候補者がいたがこれもかなり日本的
だなあと思う。組織の上から頼まれたからしかたなくというのも
かなり日本的、それも文化なのか(苦笑)
自分で考えるという頭をどこかへ置き忘れたのなら見つけ出し
セットしなおしたい。体だけでは岸壁から足を踏み外しいつかドボンだ。

キャベツを夕方まできれいにしていると
もう手がちぎれそうになるほど冷たくなる。
きのうストーブをセットして日に日に冬が近づいています。

そばは乾き山は色を増し

そば落としは午前で終了、乾いているので気持ちよく落ちてくれる。
トラクターで踏んだ後カラサオというものでバッタンバッタンたたき
ひっくり返してもう一回バッタンバッタン。

今年は倒伏が多かったので豊作とは行かないが去年の台風のことを
思えばだいぶん良い。まずは無事終了めでたしめでたし。
すべてがお天気との巡り合わせ、良い時もあれば悪い時もある。

今年はどこも豊作で扱ってくれる無農薬八百屋さんや宅配の人達は
大変だ。どうやって売りさばききれるかどこも頭を悩ませているようだ。
こちらも選りすぐって極力売りづらいものは出さないようにしたいと
思っている。特にかぼちゃはたくさんなので完売が危ぶまれている。

そば落としの秋 食欲の秋

森や防風林にまぎれていたモミジが一番鮮やかに映える季節です。
きのう午後からソバ落としを始めました。
初めて迎えたオランダからのカップルに助けられています。
前回のベルギーのカップルも母語はオランダ語ですが、
どちらもほとんどの人が英語を話せるということです。
オランダと僕らはいうけど正しくはネザーランドでオランダは
地方の名前なんだそう。
緑の党も強く環境問題ではだいぶ先をいっている。
自転車レーンが整備されていて彼らにとってそれが普通だと
思っていたので外国に来てびっくりするのだという。
「ひきこもり」という日本のドキュメント映画が興味を持って観られていて、
聞けばオランダでは引きこもりのことは聞いたことがないという。

でもそんな彼らも多くの若者と同じようにコンピューターなどのデスクワークに
疲れ自分が本当にやりたかったのはこういう仕事じゃないと感じていたと話してくれます。
貯金して仕事を辞め今回の旅に。

毎日人参を抜いたり雨の日はかぼちゃを磨いたりの肉体労働、そのあとの
初めて食べる日本の食事に目を輝かせています。
連れも同じだけ農作業をしつつも彼らがとても一生懸命手伝ってくれるので
奮発して料理の品数とバラエティで応えています。
まして食事の材料の多くが自分たちも関わった野菜たちなので美味しさも
ひとしおだと思います。

ただし納豆だけは恐ろしいようです(笑)

オータム フェスティバル ライブ お知らせ

Autumn Festival Live

2017.11.4(土)
新得町公民館(中ホール)
開演 18:00 開場 17:30
料金1000円(高校生以上、中学生以下無料)
定員80名(定員になり次第、閉め切ります)
申し込み方法 新得町教育委員会 社会教育課(0156−64−0532)

出演 青虫ノッポ(宇井ひろし+西村ヨッシー)
   ウパシクマ
   おおたか静流(しずる)
   嵯峨治彦
   児嶋佐織

宇井ひろしと西村ヨッシーのユニット青虫ノッポと、
伝統的な民族音楽のテイストをモチーフに独自の世界観で
織りなす和洋折衷のサウンドのウパシクマの共演。
おおたか静流(歌)、嵯峨治彦(馬頭琴)、児嶋佐織(テルミン)の豪華メンバーが賛助共演!

主催:新得町文化・スポーツ振興基金運営委員会
後援:新得町教育委員会

オーガニックヴィレッジ大収穫祭

有機認証実地検査と十勝オーガニックヴィレッジ大収穫祭で
止まっていたカボチャ運びが今日終了!
過去最高の収穫量で小屋には入り切らずしばらく入り口付近で待機
してもらうことになった。発注が入りますように!

きのうのとかちプラザで行われたオーガニックのフェスは大掛かりで
全道からの出店や料理などの各種ワークショップもあり大盛況だった。
約40年前に有機農業をめざして入植してからこんな風に花開くのを
見たのは初めてのこと。僕らの若い頃はもっと地味だったしおしゃれ
じゃなかったしとてもマイナーだったけれど今は違う。
こうなって初めてより広がって行けるような気がする。

そんな賑わいに感激しつつ、たっぷり1時間のライブをさせてもらった。
ヨッシーと久しぶりの青虫ノッポ。
アトリウムは天井が高く音響的には響きすぎて聴きづらかったかもしれない。
それでもそのような場で歌わせてもらうのはとても有り難いことだった。
偶然ステージ衣装に選んだのは二人ともブルーのシャツ「僕たちまだ青いんで・・」
と友達を笑わせるヨッシー。

オーガニックという言葉は素敵なキーワードだと思う。
有機認証という堅い制度上のものではなく、
もっとゆるやかな健やかな生き方の代名詞であってほしいと思う。
平和でもっと理にかなった生活のためのキーワード。
それが若い世代にも広がっていくのはとても良い兆し。

ライブが終わるとすぐに会場をあとにし後ろ髪ひかれながらも
1時間半後には畑でカボチャを大急ぎで切ったのだった。
まるで夢でも見ていたような、でもカボチャ切りに疲れながらも大満足な1日だった。

実りの秋に感謝

ベルギーのカップルは今日まで沢山手伝ってくれた。
ソバ刈りと島立て、かぼちゃ運び、人参抜きなど目まぐるしい
ほどの収穫の日々。ある晩はベルギーの家庭料理で一番の人気という
シチューを作ってくれた。ああ幸せなこと。

かぼちゃは過去一番の豊作、小屋に入りきらずどうしたものか。
人参も数年に一度の肌がなめらかで良い形のものが多い。
2列分を抜いてひとつに並べればすき間なく並ぶ、久々の豊作である。
たまたま気候に恵まれたのと、努力の賜物と我ながら納得している。
いつもなら間引きで草取りを終えるのが今年はそれからも草を取り続けた。
おかげで機械で浮かす作業がすんなり行くし、人参の葉が蒸れないので
今でも枯れ葉がなく若々しい葉の色である。

同じ畑にさまざまな緑の色がコントラストとなり秋の光に映える。
近くでは酪農の人達のデントコーンの刈り取りが最盛期を迎えている。
森はじわりじわりと色を変える。

実りの秋に感謝。

メラメラと

川本真理さんとのライブがあった22回目の映画祭は終わり、
祭りの後の気分をどこかに残しつつも新たな日々を過ごしています。
お陰さまでトウモロコシの発送が終わり、
芋掘りやソバ刈りを手伝ってくれたフリップがスエーデンに帰り、
今はベルギーからのピースフルなカップルの
力を借りて豊作のカボチャを穫りいれ中です。
この時期自分の脳内はアドレナリン出て戦闘モードになっているのが
わかります。霜が降る前になんとしてでもとメラメラしています。

10月1日にある十勝オーガニックヴィレッジに出演します。
十勝プラザアトリウムにて。
こんな素敵なイベントで歌えて光栄です!

もの忘れの季節

歯科診療の予約を最近立て続けに忘れてしまう。
きのう予約したばかりなのに連れに「行ったの?」と聞かれ「アアッ!」と叫ぶ。
まったく抜け落ちていた。歯医者さんゴメンナサイ、2回もおんなじことを・・・。
そんな季節なのだろうか?

人参抜きやらソバ刈り、新得空想の森映画祭が近づいて来た。
今年はイタリアから帰国したピアニスト川本真理ちゃんとのライブがある。
実はこのライブに向けての脳内の準備に少ないビットが食われているのだ。

という言い訳、思秋期ではある。


収穫の日々にも音楽を

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共働学舎ミンタルのテラスにて 左より 私・源さん・フリップ

今日は初のソバ刈りでした。
この春から夏は風のない穏やかな日が多かったので
素直に育っていたもののちょっとした風雨が来て大半が
倒れてしまいました。茎が「く」の字に折れ曲がったら
花は咲いていてもなかなか実が熟さないので大変です。
今日は立っているところだけを刈り10個ほどの島立てができました。

芋掘りをきのう全部終えました。
天気が続いて土がサラサラで機械の調子も良かった。
集中して拾い続けて1ヶ月も早い終了です。

お昼は共働学舎の収穫祭にスウエーデンの若者と行き
彼のバイオリンと私のアコーディオンで飛び入り音楽隊を
やってきました。途中ジプシージャズギターの名手の源さんも加わり
ジャジーな雰囲気にもなり楽しいひと時でした。
やはりお祭りには生の音楽が必要さっ!
来る映画祭でもこんな感じで遊びたいと思っています。

トウキビもお陰さまで最終に蒔いたところの出荷にこぎつけました。
明日からカボチャや人参の収穫が始まります。
どれも10日ほど平年より生育が早まっています。

トウモロコシ順調

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先ほどトウモロコシを地面から先端まで計ったところ
2m50cm前後ありました。

今の所大風も吹いていないのでまっすぐきれいに整列して
かなりいいものが穫れそうと期待しています。

産直用のメインはピーターコーンという黄色と白のバイカラーで
味にコクがある品種です。

ほかには有機野菜販売グループ向けのゴールドラッシュという
めちゃ甘い系を植えています。

どちらもおいしいですが個人的にはピーターコーンが好きです。
甘いけれど昔食べたトウモロコシの風味がどこかに残っているところがその理由です。

ゆであがった時のあの香り、早く食べたいー!
ただ今順調に成熟へと向かっています。

とうもろこしハガキ2017 コピー

お盆も過ぎて

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太古を思わせるエゾニュウの花には蝶や黄金虫、カミキリムシなど様々な虫が群がる

オスプレイより クワガタのため 夕の空

霧吹きの下にずっといたような天気が少し変わり晴れ間が見えた。
有機認証書類作成をやるには惜しい天気に畑に向かった。
白菜のホー除草と人参の仕上げの草取り、そして無理かと思われた
大根を蒔くことができた。

これで今年の種蒔きは終わりまずはひと安心だ。

夏はいのちのお祭りだ

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オーストリアのウイーンの建築科と社会科学科の女子大学生が1週間
農作業を手伝っていきました。
主にキャベツ5000株植えと人参草取りを精一杯手伝ってくれて大助かり。

白菜がやや発芽不良のほかは全作物今の所順調です。
昨年長雨と台風で十分提供できなかったトウモロコシとソバも旺盛に
育っていて期待できそうです。

今は家族だけの作業となり残り3分の1までとなった人参間引きを
進めています。老体に鞭打ちながらめざせあの岸辺まで!

人参初土寄せ

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地面にはいつくばるような1ヶ月でした。
やはり7月という月は秋の収穫期につぐ大変な繁忙期なのだと痛感。
人参最初にまいたものが3回の草取り、間引きそして今日の土寄せで
仕上がりました、あとは収穫までこのまま置きます。
この6倍もの人参がまだ待っています。がんばれ自分。

きのうは土星のリングが望遠鏡でくっきり見ることができた。
今頃南の空に明るくあるのがそれです。
西の方にはもっと明るい木星もあります。

守りたいもの

庭や野にすっくと立ったオオウバユリの暖かな白い色の花もピークを過ぎた。
良い香りのものは一瞬で人を幸せな気分にしてくれる。

雨が来て暑さもどこかへ消えてしまった。
シドニーで図書館司書として働いていたクリス青年は
歴史が大好きで自民党の発足の年がいつかなどこちらが知らないで
いたことも知っているので驚く。

オーストラリアや日本の政治や社会の現状を草取りをしながら
よく話し合っているとこの30年でどう変化したのかが
ちょっとずつ浮き彫りになってくる。
なんだかアメリカやヨーロッパとも同じく戦後に起こった変化が
逆戻りしているようにも見える。
歴史を見ることの大切さをクリスから教えてもらった気がする。

カントによれば人類の自然状態は戦争らしい。
だから不断の努力をし続けることが大事なのだということにかかってくる。
そこで日本国憲法。

人権が守られ戦争をしないというエッセンスは
尊いいのちの犠牲から生まれた。
矛盾がないものは美しくないと思う。
理想は現実ではないから理想であって
なくしてしまえば汚い現実しか残らないだろう。
だから日本国憲法ラブ。

先日のラジオでなかにし礼さんが自分はいかに戦争が愚かで
惨めなものかを知っているからそれを次の人たちに伝えることでしか
自分の存在価値はないと話していた。

戦争を知らない世代は平和の申し子であり特権階級なのだとも。
落合恵子さんのラジオデイズという番組だったが
お二人とも素敵な大人だなと思った。

猛暑の人参畑

まるでビーチのような熱さを靴底に感じながら
人参の草を抜く。

草はこの暑さではすぐに枯れ上がるのでいつものように
籠に入れる手間が省けていい。

でもその分草を抜き取る時にまだ小さな人参を浮き上がらせないか
また、あいた穴から水分がぬけないか心配になるので
土を押さえながら進まなければならない。
結局手間は同じ。

炎天下の人参草取り。

畑によって悩みの種のある匂いに脳天をつかれたり、
また甘いシナノキの花の香りに包まれたり
くるくる変わるお天気のような心の模様。

夏は苦手だった。
でも今はそんな暑さがあっという間に流れて消えることを
知っているので思い切りつかんでいる。

青春も人生も同じように。

初夏の影絵

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フキの葉の裏はスクリーン

このあたりのフキの葉は大きいもので直径80cmくらいにもなる。
木漏れ日が映ったりしてとてもきれい。

一日人参畑で草取りして肩がパンパンになる。
2回目の人参も発芽して来てこれからが本番だ。
老体ではあるが忍耐強くなったような気もするな。

近くでは乾草の収穫、いい香りが風に乗ってやってくる。

雨の日に感謝

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人参畑の隣りの牧場、オレンジの雲にハッとして

適度に雨が来るのでなんとか体がもっています。
今日はよく晴れて、しかしとても寒かった。
人参をまく準備をしたり人参の草をとったり。
風が冷たくて思わず上着を着ました。

きのうは一日雨だったのでアコーディオンの練習を随分してから
図書館で借りた「みすゞと雅輔」松本侑子著 新潮社刊 を読み終えた。
素晴らしい本だった。金子みすゞが若くして自ら命をたったことの廻りに
あった細かな出来事や大正という時代の雰囲気などの描写が素晴らしく
タイムスリップしたような気持ちにさせられた。
「ああ、そういうことだったんだ」
人生の哀しさと夢、創造への情熱と不安、金子みすゞがとても近くに
いるような。

ゴールデンタイム

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四角いリングの中でひとり闘っています。
なんてね(笑)
四角く囲ったシカ除けフェンスの中でカボチャの芯とめ、
人参種蒔き、そば種蒔き、人参除草、じゃがいも土寄せと
次から次の仕事に追われます。

しかしながら疲れはしても退屈ではありません。
胸ポケットには小さなラジオ、たまに知らなかったいい音楽も流れて。
ライブで首相の演説、そのあとのヨイショする政治部女性解説員もありました。
国民の目はだまされませんぞ(笑)

疲れも世間の出来事も忘れられるのが我が家の庭。
1本でも草を抜くと花壇の表情が変わります。
今ゴールデンタイムを迎えています。


ナゾのニャンタ短期滞在

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朝陽が屋根に描く模様

連合いが四国の姪っ子家族を訪ねる小旅行中である。
アーティスト夫婦だが1年かけて世界中を旅したあとは
もう東京には住めなくなり四国の田舎に移住して生活を楽しんでいるようだ。

我が家にはニャンタというヒマラヤンフォーレストキャット系の
白い毛足の長い猫がいるのだがどうも理解不能な性格だ。
もらわれて来てからずっとGにしか気を許さずほとんど同じ部屋に
棲息していて私にはなかなか触らせてももらえなかった。

Gが他界してから娘夫婦が1時期いっしょに住んだが娘婿にだけはすぐに
なついて、冬にツアーで留守にする時には娘たちの現在の住居に預かって
もらったほどである。

そして今はおもに外にいて寒い日はハウスにいたり小屋を転々としたり
エサは古い家に入れるようにしてそこであげているのだが、
どうもそんな孤独で気ままな猫生活を気にいってるようだ。
名前の通りよくフォーレスト、森の方に行ったりもする。

ところがあれは何だったのだろうか?
自分ひとりの時に
2晩続けて窓の外にあらわれ
入れてくれと鳴くのである。
まず今までありえなかったことで入るなり、
トコトコ歩いてソファーの隅でくつろぎ始めた。

私はアコーディオンの練習をするのでうるさいだろうと
思ってもかまわず、ブカブカ弾く脇で足をのばして眠ってしまった。
アップテンポで決して静かな曲ではない。
それなのに気持ち良さそうに。

2時間ほどして起き上がりまた窓にたち出してくれと鳴く。
そして闇に消えて行く。
それが2晩続いた。

なんだったのだろうか?
家族の中で一番嫌われ触らせてもくれなかったわたしなのに。

1人で淋しいかと思ってちょっとだけ寄り添ってやろうかと
考えたのか?アコーディオンの音色が好きとは思われないし・・・

どちらにしてもうれしいことである。
ずっと愛想悪かった女性が一瞬笑顔を見せてくれた時みたいな(笑)

また雨のち晴れ

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昨日までの2日続きの雨は去り草取りから始まった今日の作業。
じゃがいもの土寄せ(大きな土寄せの前の)をする。
もっと乾いたらソバの2回目を蒔きたいところ。

こんな日は庭のクリンソウの花にキアゲハやカラスアゲハもやってくる。
カラスアゲハあんなに美しい青もあるのにもう少しいいネーミングが
なかったものかといつも思う。
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